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米国株のデメリットはインカムゲイン投資では一切関係ない!
Abstract
  • 米国株投資にもデメリットはある
  • インカムゲイン狙いであれば、デメリットは少ない
  • NISA口座を利用すれば、ほぼデメリットはない

前回の記事で、米国株投資のメリットを紹介しました。

どんなことにもメリットがあればデメリットがあります。今回は、米国株投資のデメリットを紹介します。何かを始めるときは、メリットだけじゃなく、デメリットもきちんと把握した方がいいですからね。

インカムゲイン目的であれば、米国株投資にデメリットはほぼないということを解説していきます。

米国株投資のメリット・デメリットのおさらい

まずは、米国株投資のメリット・デメリットをおさらいしておきます。

簡単に言うと、メリットは増配・自社株買いに積極的、25、50年以上の連続増配銘柄が多い、米国市場が成長しているの3点です。

一般的にアメリカの会社は日本の会社と比べて株主を大事にしてくれます。

一方、デメリットは情報の入手、時差、手数料、為替、税金の5つです。しかし、これらがインカムゲイン狙いの投資では、さほどデメリットにならないことを説明していきます。

米国株投資のデメリットはインカムゲインには関係ない

情報が手に入りにくい

iPadで調べ物をしている

当たり前ですが、アメリカの会社なので業績などの説明は全て英語です。株式投資に使われる英語がわからないと情報が手に入りません。

インカムゲイン狙いの投資であっても企業の業績などを見ることは必要ですが、それは時間をかけてゆっくり見ていけば大丈夫です。

もっとも業績などの数字を見るのも、利回り5%以上を狙う場合であって、多少利回りが低くても(3~4%)問題ないというのであれば、数字は見なくても大丈夫です。私は業績などをほとんど見ていませんが、年利3%以上で資産が増えています。

それに、一分一秒を争うデイトレーダーでなければ、そもそも入手が難しい情報を知っている必要がありません。

時間軸で見た場合、キャピタルゲインは分や秒といった単位になりますが、インカムゲインでは月や年といった単位です。時間のスケールが全然違うので、情報の早さは問題になりません。

実際、私は米国株を買うときは、増配銘柄かどうか、利回りは何%か、PERは何倍か、の3点くらいしか確認していません。それでも着実に資産を増やせています。(あくまで私の場合なので、この方法で資産が確実に増えるかは保証できません)

※PER(株価収益率):株価が高いか安いかの目安。15~20が平均的で、それ以下だと安くなっていて、それ以上だと高くなっているという基準。

時差

時差の関係で、米国市場は日本時間の夜中に開場します。日本時間で23:30~6:00の間しか、取引できません。サマータイムのときは22:30~5:00(3月第2日曜日〜11月第1日曜日)

「その時間はまだ実験中!」と思った(?)かもしれませんが、今の時代、株はインターネットで注文します。インカムゲイン狙いの投資の場合、そもそも開場中に株価を見て売買する必要がありません。日本時間の昼間のうちに成行または指値で注文しておけばOKです。

※成行(なりゆき):注文時の株価で売買すること。昼間に注文した場合、夜に開場したときの株価で売買される。
※指値(さしね):指定の株価で売買すること。

手数料

手数料が日本株より高い、これはどうしようもないデメリットです。が、回避する方法もあります。

2019年6月現在、米国株投資の手数料が一番安い証券会社はSBI証券、マネックス証券、楽天証券です。

3社とも、手数料は売買代金の0.45%(+消費税)です。ただし、手数料が5ドル以下の場合は一律で5ドル(+消費税)になり、20ドル以上の場合は一律で20ドル(+消費税)になります。

文章だどよくわからないと思うので、グラフにしました。横軸が株の売買代金 x 0.45%で、縦軸が実際に払う手数料です(単位は$)。横軸が$5以下のときは手数料が$5まで上がってしまうということなので割高になります。逆に$20以上のときは手数料が$20まで下がるので、割安になります。

米国株手数料のグラフ

つまり、手数料で損をしないようにするには、一度の売買は1111ドル(約12.3万円)以上にするといいです。1111ドル x 0.45% = 5.0ドルなので、1111ドル以下だと手数料が割高になります。
逆に、4444ドル(約49.3万円)以上で売買すれば、手数料が上限の20ドルとなり、手数料の割合は0.45%より下がるので、もし4444ドル以上で売買できるのであれば、手数料は安くできます。

もっとも学生の場合、10万円を簡単に投資に回せないと思うので、後半で紹介するNISAの利用をオススメします。NISAを利用することで、一部の株が手数料無料で購入できます。

為替

FXのチャート

米国株投資では、日本で稼いだ円をアメリカのドルに投資するので、円→ドルの変換が必要です。

円安や円高といった言葉は聞いたことがあると思いますが、政治や経済状況によって、円→ドルの交換レートである為替が変化します。そういうと、お得なときに円→ドルに変換したいとなるのが人情ですよね。

ただ、インカムゲイン目的の投資であれば、為替レートは気にする必要はないです。

というのも、10年、20年というスパンで考えた場合、基本的に円安ドル高に進んでいきます。なぜなら、日本の企業は輸出産業が強く、円安になった方が儲かるので、日本政府は円安になるようにしていきます。

長期で見ると円安方向に向かっていくのが、今の日本円とアメリカドルの関係です。

そのため、今のうちに円をドルにしておくと、将来、ドルから円にするときにおトクです。(今は1ドル=110円が将来は1ドル=120円になるかもしれないため)

税金

米国株投資で一番のネックになる部分です。唯一のデメリットと言ってもいいものです。

一般的に、投資で得た利益には税金がかかります。利益の約20%(正確には20.315%)が税金として徴収されます。例えば、10,000円の利益が出たとしても約2,000円は税金となり、手元に残るのは約8,000円です。

米国株投資でインカムゲイン(配当)を得た場合、税金が問題になります。

配当は証券会社の口座に振り込まれますが、このとき税金が引かれた後の金額が振り込まれます。これだけ聞くと、特に問題が無いように感じるかもしれません。

「税金が引かれた」と書きましたが、正確にはアメリカで税金として10%引かれた後に、日本で税金として約20%が引かれてから振り込まれます。つまり、元の利益の約72%しか振り込まれません。

ただし、これは二重課税になるので、確定申告でアメリカの税金10%分は取り戻せます。

逆に言うと、確定申告しないと取られ損です。そのくらいは自動的に計算して戻してほしいですが、計算してくれないです。計算するとなると、税務署の手間が増えて、税収が減るので、お上としてはわざわざ計算するメリットもないですし。

ですので、おとなしく確定申告しましょう。。。

NISA口座を利用すればデメリットがなくなる

5つのデメリットを見てきましたが、インカムゲイン狙いの場合、問題になるデメリットは手数料と税金の2つだけです。

しかし、NISA(少額投資非課税制度)を利用すれば、この2つのデメリットも完全に消せます。

NISAについて、詳しくは別の記事で紹介しますが、簡単に言うと

手数料→0円になる株もある
税金→日本の税金が引かれなくなる(二重課税でなくなるので、確定申告が不要になる)

なので、完全にデメリットがなくなります!!!

NISAの1年間での投資可能額は120万円です。学生の方で、年間120万円を投資に回すのは学振で採用されている人でもなかなか厳しいと思います。なので、NISA口座で米国株に投資する場合、実質デメリットはほぼないと言って大丈夫でしょう。

まとめ

米国株投資にもデメリットはありますが、ほとんどは問題にならないです。

  • 手数料→多少高いが、まとまった金額で売買すれば、そこまで問題にならない
  • 税金→唯一のデメリット。確定申告するしかない
  • 時差→開場中に注文する必要がない
  • 為替→将来的には円安に進んでいく
  • 情報→深い情報が必要ない

さらに、NISA口座を利用すれば、完全にデメリットをなくせます。

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