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エバポゴムをつけたバイアル

今回紹介するのはエバポゴムです。アイキャッチ画像はバイアルにエバポゴムをつけたところ

サンプル瓶やバイアルで溶媒を留去するときに、スリとつなげるための器具です。

私は学生時代を含め、4つの研究室に所属しましたが、バイアルにサンプルを移すとき、それぞれ違った方法をとっていました。

それぞれ一長一短ありますが、当時の器具の写真がないため、ここでは今の研究室で使っている方法を紹介します。

バイアルでエバポする

バイアルは化合物を保存する容器ですが、スリはついていないため、エバポレータのように減圧にする場合、何かしらの工夫が必要になります。

私が過去に所属していた研究室では、①バイアルが入る大きさの円柱型のガラス容器(スリ付き)でエバポする、または②セプタム+シリンジ針でスリにつけるという方法が取られていました。写真がなくてイメージしにくいかもしれませんが、それぞれ次のメリット、デメリットがあります。

①:メリット突沸しても回収しやすい・スリで接続するのでエバポから落ちる心配がない

デメリット破損する可能性がある・数を揃えるには高い

②:メリットセプタムとシリンジ針はどこの研究室でもあるので汎用性がある

デメリット普段使わない大きさのセプタムが必要になるかもしれない・スリより少し大きめのセプタムで減圧下、密着させるため減圧解除したときに落下する・突沸するとロスする

エバポゴムなら安いし破損の危険もない

上記①、②の方法のデメリットを解消したものがエバポゴムです。

最初にエバポゴムのメリット、デメリットを挙げておきます。

メリット安い・常圧下でも密着するので落下の心配がない・破損しにくい

デメリット突沸すると少しロスする

エバポレータにバイアルを接続したときの様子が下の写真です。手を離しても落ちない程度に密着してくれます。写真だとわからないかもしれませんが、常圧で回しながら撮った写真です。

エバポゴムでバイアルをセットしてエバポ中

ゴムなので割れることはありません。ただ、長年使用しているとゴムの劣化で破けることはあります。とは言っても、3年程度の耐久性はあるので、元は十分にとれます。値段も安く1個あたり800円程度です。

唯一のデメリットは突沸したときにロスがあることです。ただ、エバポを慎重にやれば、ある程度回避できるデメリットではあります。

インターネットで検索しても見つからなかったので、業者の方に「UNI-1519 シリコンアダプター 日本理化学器械(株)」で問い合わせてみてください。

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