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論文だけでなく、修論、卒論、研究発表の資料など多くの場所で、引用文献を書くことがあります。関連した研究を紹介するために、載せることが必須の項目です。

このように書く機会が多い引用文献ですが、フォーマットがあることを知っているでしょうか?

今回は、引用文献を書くときのフォーマットを紹介します。雑誌社によってフォーマットが違うので、適切なフォーマットでかけるようになりましょう。

引用する項目

引用で書くべき項目は次の5つ。

  1. 著者名
  2. 雑誌名
  3. 出版年
  4. 巻数
  5. ページ数

たまに論文タイトルを書いている人もいますが、指定がなければ必須ではありません。(2019年からACSの論文にはタイトルの表記も必要になりました

省略できる項目もある

引用文献の紹介では、5つの項目をかくことが必須ですが、一部省略できる箇所もあります。

①の著者名は、論文では省略せずに全員の名前を順番通りに書きます。一方、要旨やスライドではスペースの関係で、責任著者だけ書き、他の著者名はet alと書いて省略することもあります。スペースがあれば、なるべく全員書きましょう。

⑤のページ数も、100-103.のように範囲を書いたり、100.と始まりのページだけを書いたりと、人によって、スペースによって様々です。

引用文献のフォーマット

書くべき項目は①~⑤ですが、書き方は出版社によって変わってきます。代表的な出版社について、それぞれ紹介します。投稿する雑誌の出版社に合わせたフォーマットにしておきましょう。

こちらのページで取り上げている要旨、卒論・修論、発表スライドでは、フォーマットの決まりはありません。が、ACSまたはWileyのフォーマットで表記することがほとんどです。よほどの理由がない限り、RSCとElsevierのフォーマットでは書きません。

以下、それぞれの出版社の形式について見ていきましょう。

著者は山田花子、鈴木太郎、佐藤一郎とします。(著者の順番もこの通り)

ACS、CSJ

Yamada, H.; Suzuki, T.; Sato, I. Asymmetric Total Synthesis. J. Am. Chem. Soc. 2019, 141, 1-4.

姓を先に書き、名のイニシャル+ドットの後にセミコロンとなります。また、雑誌名、巻数はイタリック、出版年は太字です。

論文タイトルは、著者名と雑誌名の間に書き、最後にピリオドで締めます。また、タイトルの単語の頭文字を大文字にするかどうかですが、これは引用する雑誌がどこの出版社かによって変わります。

ACS、CSJ、Wileyの雑誌→頭文字はすべて大文字にする
RSCの雑誌→最初の単語の頭文字のみ大文字にする

引用する文献にかかれている通りで大丈夫です。

Wiley

H. Yamada, T. Suzuki, I. Sato, Angew. Chem. Int. Ed. 2019, 131, 1-4.

著者名の書き方は、名のイニシャル+ドット、姓、カンマとなります。また、雑誌名、巻数はイタリック、出版年は太字です。ACSやCSJとは名前の部分が違うだけです。論文タイトルは必要ありません。(2019年4月時点では)

RSC

H. Yamada, T. Suzuki, I. Sato, Chem. Commun. 2019, 55, 1-4.

著者名は名のイニシャル+ドット、姓、カンマとなります。Wileyと同じです。

雑誌名はイタリック、巻数は太字で、出版年とページ数はノーマルです。この書き方はRSC独特です。

Elsevier

H. Yamada, T. Suzuki, I. Sato, Tetrahedron 2019, 75, 1-4.

基本的にWileyと同じです。ただし、一部の雑誌は投稿時は、別の書き方を指定されます。雑誌の規定を確認してください。

まとめ

引用文献には決まった書き方があるので、そのフォーマットにしたがって書きましょう。

学生の発表スライドを見ていても、たまに変な書き方になっていることもあります。そういうのを見ると、発表が良くても、少し残念な気がしてしまいます。

面倒な慣習ではありますが、見る側としてはパッと見で、年代に目がいきやすいなどのメリットもあるので、フォーマットどおりに書きましょう。

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